10年前に瀬戸より伊賀へ引越ししてきました。 深くはないが、栗の伊賀のように小さな山々が重なり、霧がかかれば向かいの家も見えぬ、忍者の隠れ家ような里山、音羽。 ひっそりした山あいで四季折々の田んぼの姿を眺めながら、鳥のさえずりを耳にしながら 、落ち着いた気持ちで作陶に励んでおります。 瀬戸の庭にレンガ千個の小さな穴窯を築いてから4半世紀、穴窯のみで作陶を続けてきました。二つ目の穴窯は猿投古窯のあと地の一角に、5千個のレンガで築き、10年余り50回たきました。そしてついのすみ家かという気持ちで伊賀の山里に築いたのが現在の窯です。越してきたのを機に卯平窯から伊賀うへい窯に改名いたしました。 作陶の工程は、マキを作る、土を練る、成形する、絵付けをする、釉薬作り、施釉する、窯詰め、窯たきの全工程を4ヶ月位かけて行います。 やればやるほどこの仕事 は、奥深くきりの無いものです。 多くの人に支えられ続ける毎日です。